ATMのフールプルーフについて

先日、セ○ン銀行のATMからお金をおろそうとしたところ、月3回だかの手数料無料の回数を超えていたようで、手数料を210円も取られてしまいました。あまりにも悔しかったもので、その後1か月間セ○ンイ○ブンの不買運動を個人的に行いましたが、やはり気に入らないので記事にします。

確かにATMの手数料の説明の画面は出ましたが、小さい字で細かい表で休日や夜間に手数料がかかることが表示されていました。これに加えて、預金額や口座のタイプによって月数回、手数料が割引になったり、無料になったりと、手数料の仕組みは結構複雑になっています。取引の際には自分の口座の種類や預金額などのステータスと、月何回利用したかを把握し、その表と照合して、今回かかる手数料を理解したうえで取引する必要があります。

しかし、こんなにも複雑なステータスを、あなたはきっちりと把握できますか?手数料がかかるのであれば取引しなかったのですから、これは錯誤では?ということは手数料返還してもらえる?

間違えて手数料を払うということが、厳密に錯誤に当たるかどうかの議論は法律家さんにお任せします。しかし、私が言いたいのは次の部分です。

技術者の立場からすると、ATMのシステム設計者は複雑な内容を理解してもらう工夫とフールプルーフ(間違えて操作しないように注意喚起する仕組み)を考慮するのが当然だと思うのです――実際銀行によっては取引前に注意喚起のメッセージが出ると思うのですが――。利用者の立場からすれば「この取引には210円かかります。よろしいですか?」のメッセージを見ることが出来れば、無駄な手数料を払わずに済んだかも知れませんものね。技術者でもATMを使いますから、そのようなシーンは容易に想定できるはずです。

では、何故今回メッセージを表示しなかったのでしょう。このケースについて技術者と銀行の立場を考えてみました。

  1. 三○東○U○J銀行は、間違えて手数料を払う人がいるという認識をした上で、うっかり払ってしまっても「まあいいや」と思える額(210円)だから、セ○ン銀行に手数料をより多く取らせるために、敢えてフールプルーフを考慮しないように技術者に設計させた。
  2. ○菱○京○F○銀行は、細かい内容を皆が理解しているという認識の上で、フールプルーフは必要ないと判断し、技術者にメッセージを表示しなくてもいいと指示した。
  3. 三○東○U○J銀行は、フールプルーフという概念を理解していなかったため、技術者から問われた際に「工数かかるなら要らないよ」と回答した。

さてどれでしょうね。ひいき目に見ても、1と2の中間な気がしますが、機会があったら訊いてみましょう。