介護保険施設等の認知症専門ケア加算の算定要件

利用者さんに「特養の認知症専門ケア加算って何?」と質問を受けた。調べてみると、特養で認知症専門ケア加算を取ってる施設が見つけられなかった。老健でも極端に少なく、グループホームでも15%程度です。

この加算の要件はそんなに厳しいのでしょうか?厚生労働省のホームページに聞いてみました。

専門的な認知症ケアの普及に向けた取組(施設系サービス、グループホーム) 

専門的な認知症ケアを普及する観点から、介護保険施設やグループホームにおいて、認知症介護について一定の経験を有し、国や自治体が実施又は指定する認知症ケアに関する専門研修を修了した者が介護サービスを提供することについて評価を行う。

認知症専門ケア加算(Ⅰ) 3単位/日
認知症専門ケア加算(Ⅱ) 4単位/日

算定要件

次の要件を満たす施設・事業所内の認知症日常生活自立度Ⅲ以上の者1人1日当たりにつき、上記単位のいずれかを加算

【認知症専門ケア加算Ⅰ】

  1. 認知症日常生活自立度Ⅲ以上の者が、入所者・入居者の1/2以上
  2. 認知症介護実践リーダー研修修了者を、認知症日常生活自立度Ⅲ以上の者が20人未満の場合は1名以上配置し、20人以上の場合は10又はその端数を増すごとに1名以上を配置
  3. 職員間での認知症ケアに関する留意事項の伝達又は技術的指導会議を定期的に実施

【認知症専門ケア加算Ⅱ】

  1. 認知症専門ケア加算Ⅰの要件を満たし、かつ、認知症介護指導者研修修了者を1名以上配置(認知症日常生活自立度Ⅲ以上の者が10人未満の場合は実践リーダー研修修了者と指導者研修修了者は同一人で可)
  2. 介護・看護職員ごとの研修計画を作成し、実施

普及していないのは、趣旨からしてこんな言い方は失礼ですが、算定要件の割に、加算がしょぼいからでしょうか。

大規模な施設だと、入居者の要件もあるので、取りにくそうですね。逆に、グループホームでは、研修に前向きな管理者さんの下では取りやすいのではないでしょうか。

グループホームを選ぶときの基準になりそうですね。